宍道湖の夕陽とシジミ

618日、投資信託協会と全国地方新聞社連合会が主催する「投信フォーラム2011 in 松江」が開催されました。

 

第1部の講師はキャスターの福島敦子さん、私は第2部の講師で、セミナーには300名以上の方が来られて大盛況でした。

 

私は17日の午後、松江に入りました。泊まるホテルが宍道湖のほとりにあり、宍道湖といえば、夕陽とシジミが有名ということで、ホテルから34km離れた「絶景ポイント」までブラブラ歩いていくことにしました。

 

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1時間ほどかけて歩いていくと、時刻は6時半、太陽が沈むまでにはまだ30分以上間があるのですが、国道脇にある絶景ポイントはすでに多くの人が集まっており、三脚付きのカメラで夕陽を撮ろうと準備している人が何人もいました。

 

645分ごろには観光バスが何台か到着し、人が次々に降りて来ました。さすがは「絶景ポイント」とつまらないことに感心している間に日没が近づいて来ました。  

 

対岸に人工物が一切見当たらず、おだやかで波のない宍道湖の湖面に太陽の光が金色の帯のような道を作ります。

 

 

その金色の道を横切る水鳥や小舟。

 

 

小泉八雲がこの景色をたいへん好んだというのがわかる気がしました。

 

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太陽が完全に沈み、辺りも暗くなったので、宍道湖のもう一つの名物であるシジミを食べようと、店を捜してまたブラブラ歩き始めました。

 

特に予約もしておらず、「野生のカン」に頼って裏道に入っていったところ、「呉竹鮨」というお寿司屋さんがありました。カンを信じて店に入ったのですが、品書きも値段の書いてある黒板もなく、ちょっと不安です。ただ、家族連れを含めてお客さんがたくさん入っているので、まあ大丈夫だろうと思って注文をしました。刺身もにぎりもおいしかったのですが、お目当てのシジミ汁、これが絶品でした。

 

身が大きくてプリプリしており、噛むとほんのり甘い味がするのです。「これは東京では食べられないな」と本当に感心しました。

 

出張で地方に行くときの楽しみは、食べ物と温泉そして景色です。今回の松江出張は個人的にも充実した出張でした。