2018年4月のアーカイブ

人口減少が始まり、低成長で勤労所得が増えにくくなったわが国では、資産形成や資産運用の重要性が高まり、金融庁の行政運営の方向性が大きく変わったこともあって、独立系FPにとってのビジネスチャンスがたいへん大きくなってきています。

 

実は、ビジネスチャンスといっても、個々の独立系FPが実際に行っているビジネスの内容はたいへん多岐にわたります。

もちろん生活者である個人向けの相談業務が一般的ですが、他にも講師業務や執筆業務、金融商品の販売業務、金融機関など向けのツール作成や個別相談などのアウトソーシング業務、財団や学校法人向けの運用アドバイス業務、事業法人の役社員や組合の構成員向けの相談業務などがあり、FPごとにメインとしている業務の内容は異なっています。

中には、まったく相談業務を行わない、講師業務・執筆業務専業の独立系FPも存在します。

 

また、一口に講師業務といっても、金融機関や証券会社・保険会社などの従業員向けの研修の講師(プロに教えるプロとしての業務)、金融機関などが主催する商品販売を目的とする一般生活者向けセミナーの講師、企業の従業員を対象とする確定拠出年金やリタイアメントセミナーの講師、公的団体(金融庁や日銀、証券業協会、投信協会など)主催の教育・啓蒙目的のセミナー講師、FP資格取得のための研修講師など、さまざまな分野があり、どの分野をメインとするかで、当然ながらマーケティングの方法や必要とされるスキルが異なってきます。

 

弊社のFP会社としての最大の特徴は、子会社の業務を合わせると、上に掲げたすべての業務を実際に全国で行っている点にあります。

十数年前に、弊社を訪れた米国を代表する独立系FPの一人が、当時米国で成立していたFPビジネスのほとんどに弊社がすでにトライしていることに驚き、そんなに業務範囲の広いFP会社は米国にも存在していないという話をしてくれたことを覚えています。

 

 

昨年9月、一緒に会社を立ち上げた福田さんが、ご家庭の事情で仕事を離れ、家事に専念することになりました。気づけば私自身も60歳代となり、大きな入れ替わりなくやって来た弊社役社員の高齢化も進んで来ています。

今回、せっかく成長期を迎えようとしているわが国のFPビジネスの次世代のリーダーとなり得る人材を育てるのと同時に、弊社自体の世代交替にもつながればと考え、弟子を募集してみることにしました。リーダーに最も必要なのは、ビジネスチャンスを見つけ、それを具体的な形にする力だと思っています。

弟子として一緒に働くことで、私のモノの見方や考え方、アイデアを形にするまでのプロセス、マーケティング手法などを身につけ、次世代のFPビジネスのリーダーを真剣に目指そうという方からのご応募をお待ちしています。

 

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